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エンコーダの活用分野

エンコーダは回転角や直線変位、速度を符号化できるセンサで、さまざまな機械の動作制御に利用されています。その活躍事例をまとめました。

モータ

エンコーダを活用する際に基本となるのがモータの制御です。モータの回転数や回転角度を制御することで、さまざまな機器の円滑な動作を実現できます。エンコーダが検出した回転数や回転角度を基にドライバで動作を制御する「サーボモータ」や、パルス信号によって回転方向や回転速度を制御できる「ステッピングモータ」など、もともとエンコーダが組み込まれたエンコーダ付モータも一般的です。

エレベーター

エンコーダは私たちの生活に身近な、エレベーターにも利用されています。エレベーターの移動にはモータが使われており、上昇・下降・階数を判断するためにモータの回転方向や回転数の検出が欠かせません。回転の状況をエンコーダで取得し、制御盤で管理しているからこそ、目的の階への円滑な移動が叶います。また、昇降だけでなくエレベーターのドアの開閉にもエンコーダが利用されています。

工作機械

金属や樹脂といった材料を削ったり切ったりする工作機械にも、エンコーダが使用されています。主に加工素材の位置検出に有能。加工箇所をμm単位で制御でき、仕上がりの精度を高めています

医療機器(CTスキャン)

CTスキャンはX線を発生させるX線管とそれを検出する検出器を体の周りで回転させ、体を通過したX線を検出して体の断面像を作成できる医療機器です。エンコーダはX線の回転数や被検査者が乗るベッドの移動を制御でき、効率的かつ高精度の検査に役立っています

検査機器(顕微鏡)

電子顕微鏡はレンズのズームや位置調整を電子的に制御できます。この制御を可能にしているのがエンコーダです。モータの回転数を制御することで、狙ったレベルにピンポイントにズーム。手では難しい細かな微調整を可能にしています。

印刷機器

印刷機器のインクヘッドの動作を制御するためにエンコーダが利用されています。「シアン」「マゼンダ」「イエロー」「ブラック」の色を適切なタイミングで印刷し、必要に応じて紙を移動。その制御をエンコーダが取得した回転データを基に行なっています。

金銭機械(ATM)

主にATMで紙幣を読み込む際、エンコーダが利用されています。紙幣を読み込むタイミングを図り、紙幣を選別。枚数をカウントして機械に読み込ませる役割を担っています。

レーダー

船舶には視界が悪い時にも周りの障害物を察知できるよう、レーダーが取り付けられています。このレーダーの制御に利用されているのがエンコーダです。レーダーの跳ね返りで周囲360度の状況を把握する際、レーダーの回転数を把握することでどの角度に障害物があるのかを検知できます。

監視カメラ

エンコーダが組み込まれた監視カメラだと、カメラを向ける角度や方向を遠隔で自由に調整できます。大型のものになると3km先まで確認できるカメラもあり、その位置調整やズームをエンコーダが叶えています。

当メディアでは、エンコーダより耐久性に優れ、振動や熱が発生するHEVやEV、建設機械用のモータでよく活用されているレゾルバも紹介しています。ぜひ参考にご覧ください。

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