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取材協力|株式会社エヌエスティー

株式会社エヌエスティーとは?

「人類・社会の進歩発展に貢献する」をモットーに、1985年に創業。機械制御装置や情報処理装置、生産システム、計測制御装置、ロボット機械制御装置、画像処理システム、省人化・無人化装置などの設計製造及び販売、さらには必要な業務を担っています。

近年では、地球温暖化対策として普及が進む自動車産業において、HEV(ハイブリッド車)やEV(電気自動車)で使用するモータやバッテリー関連の検査装置も手掛けています。また、作業環境における感電や巻き込まれ・挟まれなどのリスクを減らすため、疑似体験できる各種危険(安全)体験装置の開発にも力を入れています。

株式会社エヌエスティーが提供しているサービス

電子回路設計や電気回路設計、機構設計、ソフトウェア設計、メンテナンス・製造などのエンジニアが多数在籍。企画提案から適したシステムモデルの提案、開発、設計、試作、量産、そして長いお付き合いによる保守フォローと自社内ですべて対応しています。

モータ生産工程に関わる各種検査に対応が可能

寸法・音・振動・トルク、電気・電子、光などさまざまな物理現象が検査・測定可能。制度だけでなくコストパフォーマンスも高いアナログ計測、デジタル計測、レーザー計測、三次元計測、光計測などを提供しています。

モータ検査では、コイル抵抗測定やインダクタンス測定、絶縁抵抗測定、耐圧試験、エアリーク試験、レゾルバ位相差測定、誘起電圧測定、無負荷試験、定格トルク試験、異音検査とさまざまな種類の検査に対応しています。

ステータス単体で行う場合ではインパルス試験もおこなっており、ちょっと変わった検査では生産ラインにおけるコギングトルクやトルクリップルの測定も可能にしています。モータ1台当たりにかかる検査時間は、検査項目や検査条件によって変わりますが、モータ生産工程に関わる幅広い検査に対応しています。

レゾルバの検査では、角度位相差の測定を実施。自社製品Reso-Meter(レゾメータ)を使用していますが、より高精度な測定を希望する場合はFFT演算を用いています。レゾルバ位相差測定以外の検査に関しては要問合せとなっています。また、ナットランナーなどを使った締付機構やレゾルバステータの回転機構の製作もおこなっています。

製品の検査だけでなく、危険(安全)体験装置作業環境のリスク検査確認も提供しています。デモ機があるので導入を検討しやすく、レンタルも可能。既存製品のカスタマイズについては要相談です。

ニーズに合わせた制御機能の構築や機器設計、ソフト開発

同時多軸制御高速軸制御など、動力源と機構部品を組み合わせて機械的な動作をおこなえるようにしたシステム構築や制御プログラム。精密加工機や特殊検査機、計測ユニット、特殊加工機などの設計・製造。基盤や組込みソフト、アプリケーションソフトと様々な言語でのソフトウエア製作を可能にしています。

また、設備や業務環境に合わせた通信手段などの提供・構築も提供。社内の通信環境を整え各種トレーサビリティに対応しているだけでなく、運営における設備・技術の継承、アップサイクル、既存設備のチューンアップなどの相談にも乗っています。

高い画像処理技術を使った検査

高い画像処理技術で、対象物の検出・判別・測長・探傷を明確にし、部品欠品の確認検査寸法・外観検査における課題を解消します。

レゾルバ計測・調整を簡単にする!レゾメータ™ RM-100

RM-100製品画像
引用元:株式会社エヌエスティー公式HP
https://www.nst-co.com/category/rm-100/

モータとレゾメータのモータ・レゾルバ・ブレーキ接続ケーブルと接続し、モータを手動で回すだけでモータとレゾルバの取付角度(位相差)を計測。計測にかかる時間はわずか1分ほどと驚異的なスピードで、しかもタッチパネル式モニターに数値で結果を表示。わかりやすく誤差も少なく計測できる「レゾメータ(RM-100)」の特徴や仕様、活用例などをご紹介しています。

レゾルバ位相計測|レゾルバ位相計測装置

レゾルバ位相計測装置製品画像
引用元:株式会社エヌエスティー公式HP
https://www.nst-co.com/category/resolver/

2013年に開発された、モータとレゾルバの取付角度(位相差)を計測するための機器です。計測分解能は0.001°と高精度で、R/Dコンバータモジュールが不要。多種多様なワークを対象に計算結果を算出可能にしています。ここでは、レゾルバの角度調整へのニーズに対応する「レゾルバ位相計測装置」の特徴や仕様、活用例などをご紹介しています。

レゾルバ計測機能付き|モータ静特性検査装置

モータ静特性検査装置製品画像
引用元:株式会社エヌエスティー公式HP
https://www.nst-co.com/category/motor-static/

負荷装置がなくてもレゾルバの調整を可能にした機器で、モータ容量に依存していません。付属している専用ソフトでコイル抵抗やサーミスタ、絶縁抵抗、絶縁耐圧、レゾルバズレ量などが自動測定できます。

オプションもあるので、必要に応じてより高度な検査を可能にし、同じ「MI-1000」には動特性評価がおこなえるタイプもあるのでセットで使用することもできます。ここでは、「モータ静特性検査装置(MI-1000)」の特徴や仕様、活用例などをご紹介しています。

レゾルバ特性評価|レゾルバ特性評価装置 RI-1000

RI-1000製品画像
引用元:株式会社エヌエスティー公式HP
https://www.nst-co.com/category/ri-1000/

「レゾルバ特性評価装置 RI-1000」は、レゾルバの使用時に生じる角度誤差を0.01°の分解能で測定可能にする装置です。レゾルバの特性や基本性能をより正確に把握したり、モータへの取付規格の評価に使われています。ここでは、ステータス取付ステージとロータ取付シャフトを補完制御し、ロータ偏芯やロータ軸の傾きにおける角度誤差を測定する「RI-1000」の特徴や仕様、活用例などをご紹介しています。

取材協力
株式会社エヌエスティー

モータ生産工程に関わる様々な検査に対応が可能

エヌエスティーには、電子回路設計や電気回路設計、機構設計、ソフトウェア設計、メンテナンス・製造などのエンジニアが多数在籍。企画提案・適したシステムモデルの提案、開発、設計、試作、量産、その後の保守フォローとすべてに対応。レゾメータをはじめ、自動ブレーキ性能評価装置、データ監視システム、ギヤ噛み合い検査装置、制御コントローラ、音・振動検査装置、モータ特性評価装置、バッテリ充放電検査装置、インバータ特性検査装置、危険(安全)体験装置など、多種多様な製品を取り扱っています。