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レゾルバ計測機能付き|モータ静特性試験機

目次
モータ静特性検査装置製品画像
引用元:株式会社エヌエスティー公式HP
https://www.nst-co.com/products/me-1000/

モータ静特性試験機の製品特徴

家電製品や産業用小型モータ、電気自動車(EV)やハイブリッド電気自動車(HEV)などの電動自動車に搭載されているモータなど、多種多様なモータの性能を調べます。

モータ静特性試験機(ME-1000)は負荷装置を必要とせず、人の手でシャフトを回起させるだけでレゾルバの調整がおこなえます。さらに、基準抵抗による自動校正機能が装備されているなど、セルフチェック機能が整っている便利な機器です。

モータ静特性試験機(ME-1000)には専用ソフトが付属しており、コイル抵抗や、温度変化による電流の流れにくさの変化を示すサーミスタ抵抗、電流が流れる電路と大地との絶縁性を示す絶縁抵抗、対象物質に対して絶縁破壊を起こす最大電場を示す絶縁耐圧などを自動で検査できます。

また、対象物の生産から消費までの過程を特定できるので、モノの始まりから終わりまでの移動の流れ、各家庭で起こった出来事をすべて追跡・特定できるので、トラブルの発生個所やその特定、改善などに活用できます。トレサビシステムに繋げる事で、検査結果をアップロードすることも可能。

オプション機能として、バーコードリーダやRFIDリーダーの接続で、内蔵メモリにデータの書き込みができます。特にRFIDリーダーは複数のRFタグを読み込めるので、活用の幅が広がります。

モータ静特性試験機の基本仕様

対象ワークにベースユニットを接続して使用。ベースユニットには、制御PCやコイル抵抗計測モジュール、レゾルバ位相計測モジュール、インダクタンス計測モジュール、サーミタス抵抗計測モジュール、絶縁耐圧検査モジュールとあります。

モータ静特性試験機(ME-1000)はレゾルバ付きブラシレスモータとブレーキ付モータに対応しており、各計測範囲でのコイル抵抗(温度補正付)、サーミスタ、絶縁抵抗、絶縁耐圧、レゾルバズレ量などの自動検査を可能にしています。

モータ静特性試験機の活用例

モータ静特性試験機(ME-1000)では、静特性評価として巻線抵抗測定やサーミスタ抵抗測定、コイルインダクタンス計測、絶縁抵抗測定、絶縁耐圧測定、レゾルバ位相差計測、インパルス試験、絶縁破壊電圧試験(PDIV)などの検査がおこなえます。

さらに、動特性評価がおこなえるモータ評価装置とセットで使う事も可能。動特性評価では、無負荷試験やトルク測定、振動測定、誘起電圧測定などがおこなえます。

取材協力
株式会社エヌエスティー

モータ生産工程に関わる様々な検査に対応が可能

エヌエスティーには、電子回路設計や電気回路設計、機構設計、ソフトウェア設計、メンテナンス・製造などのエンジニアが多数在籍。企画提案・適したシステムモデルの提案、開発、設計、試作、量産、その後の保守フォローとすべてに対応。レゾメータをはじめ、自動ブレーキ性能評価装置、データ監視システム、ギヤ噛み合い検査装置、制御コントローラ、音・振動検査装置、モータ特性評価装置、バッテリ充放電検査装置、インバータ特性検査装置、危険(安全)体験装置など、多種多様な製品を取り扱っています。

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